ギタリスト志望の青年・酒留清彦は、就職も大学進学も蹴り、さまざまな芸能プロダクションや養成所に応募する中で、ひょんな事から謎の笛吹き男・ジャガージュン市と知り合ってしまう。 そして「ピヨ彦」というあだ名を勝手に付けられたばかりか、行く先々でことごとく無理やりなシチュエーションでリコーダーを吹かせようとするジャガーの妨害を受け、オーディションに落ちる日々が続いた。 最終的にピヨ彦は芸能事務所兼専門学校「ガリクソンプロダクション(通称ガリプロ)」に入校することになったが、それとまったく同時にジャガーもガリプロに入り、ジャガーとピヨ彦は寮の同部屋に住むこととなる。さらにジャガーはガリプロに「ふえ科」を創り講師に就任、ギタリストを夢見ていたピヨ彦も強引にふえ科に入れられてしまった。 ふえ科の生徒は最初、ピヨ彦だけであったが、やがて「ヒップホップ術」を使う忍者・ハマーや、普段は地味ながらキレると奇行に走る少女・白川高菜などが加わり、さらにはロボットのハミデントや音楽による世界征服を企む悪の秘密結社「そふとくり~む」も出現。ピヨ彦の日常は急速に混沌を増していく。