バター茶(バターちゃ)は、チベット、ブータンなどアジア中央部の遊牧民が日常的に飲む、紅茶(団茶)にヤクの乳やバター、塩などを混ぜて撹拌した栄養価の高い飲み物で、塩気のあるスープのような味わいが特徴です。厳しい気候の環境で、水分・塩分・熱量を補給するために発展した飲み物で、唇のひび割れ防止にもなるとされています。 高地での水分・塩分・脂肪分の補給、体を温める効果、腹持ちの良さによる満腹感、糖質制限中の置き換え、エネルギー補給、代謝サポートなどが主な効能として注目されており、バターの良質な脂質(中鎖脂肪酸やビタミン類)と紅茶のカフェインが相乗効果を生み出すとされます。 ほうじ茶や紅茶で煮出したものに、有塩バター、塩、牛乳(または砂糖)を加えて、ミルクフォーマーで撹拌して作られることもあります。
